TOP > 利発で美しい子~パピヨン~

パピヨン ヘッダー

・体高: ♂20~28cm ♀20~28cm
・体重: ♂1.6~5kg ♀1.6~5kg
・骨格: 骨格は四角いが被毛が豊富なため体長が長く見える。
・原産国: フランス、ベルギー
・登録頭数: JKC 14,109頭(全犬種中 6位)2008年

・被毛について
犬の被毛には表面を覆う比較的硬めの上毛と、上毛の下に密生する柔らかい下毛の2種類があります。
下毛はアンダーコートとも言い、保温、防水の役割があります。犬の抜け毛は、主にこの下毛が換毛期に抜け替わることで発生します。
犬種により、上毛と下毛の両方を持つダブルコートと呼ばれるものと、上毛だけしか持たないシングルコートのものがいます。パピヨン 2
パピヨンは、歴史的にスペインからフランスに渡り、室内犬、愛玩犬として改良されてきた際、抜け毛になるアンダーコートは不必要になりました。その後イギリスを主産地として、アンダーコートを持たない犬としてブリードにより人が作り出したのです。
このような経緯からパピヨンは基本的にシングルコートなのですが、その後一部北欧に流れたパピヨンについては、厳しい冬の寒さからシングルコートからダブルコートに自然発生的に進化しました。
現在日本でも、パピヨンのスタンダードはシングルコートですが、北欧系のダブルコートの子もいます。
換毛期(春と秋)に毛がごっそり抜けたり、毛をかき分けてもピンクの地肌が見えない子はダブルコートです。

アレルギー体質の方には、毛抜けや匂いの少ないシングルコートの子をおすすめしています。

・毛色について
パピヨンの毛色は、初めは濃い単色でしたが、近年白色が優勢になっており有色の斑が小さくなる傾向です。
特徴的なのが、口吻からのブレーズ(犬の両目の間を通っている白い部分)が頭頂を経由し、体幹へ通じるようになってきています。
現在ではパピヨンは、「白地に有色の斑があるもの」とされてきています。

パピヨン 有単色 パピヨン ブレーズ

・お手入れ
豊かでつやのある被毛が特長のパピヨンは、基本的にトリミングの必要はありませんが、被毛の美しさを保つパピヨン 手入れために日々のブラッシングやコーミングが必要となります。
長く絹のように細い被毛は毛玉になりやすいので、市販のブラッシングスプレーを噴霧しブラッシングします。
毛玉ができてしまった場合は、専用の毛玉取りを使用するとスルッと取れます。
スリッカーブラシの使用は、つややかな被毛を痛めることがあるので、あまりおすすめしません。
また、濡れている状態でのブラッシングも毛を痛めます。
基本的に毛が細く、特に冬場など静電気が起きやすいので、シャンプー時コンディショナーなどで保湿をしておく方がよいです。

・性質
利発です。
知的に発達しており、小型犬ではトイプードルなどと同様、人の言うことはほとんど理解できますので、家族の一員としてこの上ない伴侶となる理想的な家庭犬です。
またおとなしそうな外見とは違って大変活発な犬種です。運動能力も高くアジリティーや訓練競技なども対応できる犬種です。きちんと教えればどんなことでもすぐにできるようになります。パピヨンのネズミ捕りの技術は猫に勝るとも言われてきたほどです。
感情的には、喜怒哀楽がはっきりしていて、個体差はありますが概して大変わかりやすい明るい性格です。環境順応性も高い犬種です。

パピヨン 性質しつけ

・しつけについて
物覚えがとてもよく、飼い主が適切なしつけ・トレーニングを行えば、容易に意思疎通を図ることができるようになります。
しつけの上で大事なことは、飼い主を「リーダー」であると認識させることです。主従関係があいまいだと、パピヨン本来の気の強さが出てしまい、言うことをきかず問題行動を起こすことにもなりかねません。
主従関係をハッキリさせ、小さいうちから誰がリーダーなのか分からせておけば、パピヨンは賢くそれに従いますし、とても簡単に飼うことができます。
一度覚えてしまえば、物覚えのよさから忘れることはありません。
頭の回転が良い犬なので、飼い主のリーダーとしての資質を的確に見抜き、甘やかせると主従逆転し、言うことを聞かなくなったり反抗する可能性があります。
賢いがゆえに悪知恵も働きますので、メリハリをもってしつけていきましょう。

<コラム> ~「蝶」と「蛾」~
ファレーヌこの犬種はもともと垂れ耳のスパニエルでしたが、立ち耳のものが生まれるようになり、ブリーディングにより今のパピヨンが確立しました。
「パピヨン」とは、フランス語で「蝶」の意味で、先端に飾り毛のある直立した大きな耳が、蝶が羽根を開いたように見えることに由来します。パピヨン ファレン
依然として垂れ耳の子も存在し、現在はパピヨンにカテゴライズされますが、その見た目からパピヨンに対し、「ファレン」(蛾)とよばれています。
一般的に、「耳が立っていても垂れていても良い」と異例の評価をされる犬種でもあります。


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